結婚高次脳機能障害

結婚の経緯

は2018年8月7日結婚した。付き合って5年記念日だった。

結婚に関しては、いくつか問題があった。
そもそも事故る前に結婚するつもりでいた。

私が大学生の時にお付き合いしていた彼(現 旦那)とは
結婚前提での交際をしており、後は入籍はいつにするかという
課題だけ残っていた。

相談のうえ、私が大学はきちんと卒業して、就職して
会社に慣れた頃合いに入籍したいという私のわがままを
旦那が受け入れてくれた。

その時点で旦那には結婚を待たせてしまっている。

しかし、大学を卒業して不動産会社に入社したまでは
順調に進んだが、入社から3か月も経たない頃に
私が事故ってしまったのだ。

入院・退院

そこから約8ヶ月の入院生活を経て退院することができた翌日、
彼と結婚しようとしたが、母からの許しが貰えず断念。
またまた待たせてしまった。

でもそりゃそうだ。

独歩もできない女を嫁に行かせては、
相手に苦労かけるし、迷惑をかけるに違いない。
家事もできないし、1人で入浴することも不安だし、
働いてもいないため収入もない。
そのうえ、高次脳機能障害を抱えているため、
旦那はもちろんのこと私も不幸になってしまうだろう。

私が母の立場になっても、絶対に結婚の申し出を
了承することはできないと思う。いや、できない。

そんな中、私の母や周りからの「私との結婚はやめとけ」
という反対に折れなかった奴がいる。旦那だ。

後から旦那から聞いた話だが、私がICU入院していた頃、
担当医からは、私は一生寝たきりだろうという意見を
受けていたという。

それを受けてか、私の母は旦那とマブイグミをしに行った際に
旦那に私の意識が戻らない今のうちに私と別れて欲しいと告げたそう。

前にも少し触れたが、私の母は看護師で
病気や怪我で入院して恋人に振られて悲しむ患者さんを
これまでに数多く見てきたことだろう。
だからこそ、私が意識の戻らない内に別れてほしかったんだと思う。

しかし旦那は即答で「絶対に別れない。寝たきりでもいい。」
と私の母と話をしたそう。

そんな話を母と旦那がしていたとは全く知らない私は、
毎日病院に面会に来てくれる旦那に対し、
冷たい態度ばかりとってしまっっていた。
終いには、夢の中で旦那が浮気していることを知って
夢か現実かも判断できなかった問題児の私は
旦那の浮気は現実だと思い込んで、旦那に怒って
面会に来るのが嫌だった時期もあった。(すみませんでした)
毎日朝晩休みの日もお見舞いに来てくれていたのに。

そんな冷めている私に対し、ずっと私は絶対に良くなると
信じて疑わなかった旦那は、本当に芯が強くて、
私を今もずっと守ってくれていると感じる。感謝。

退院から約半年が経ち、実家での生活を経て
旦那と暮らしていたアパートへ生活拠点を移し
旦那との同居にも慣れてきた頃、改めて私の母に
結婚の申し出をした。

母の承諾

すると母からついにOKが出た。
私は少しは家事もできるようになり、
もう少しで通っていた就労移行支援を卒業して
職場復帰の目処が経った。
また、通所と訪問でリハビリを続けていたおかげか、
4輪付き歩行車(名前:ボルト)からロフストランドクラッチ
という前腕カフ付の一本杖に移行した。

そのことに母も安心してOKしてくれたんだと思う。

そんなこんなで無事入籍できた。

しかし、女性である私は事故の損害賠償や保険などの手続きで
苗字を変更する作業が結構複雑で色々面倒であった。

が、そんな面倒な手続きもほぼ旦那が代わりに
やってくれてすごく助かった。

高次脳機能障害を言い訳にはしたくないが
私はこういう手続きや複雑なことはめっぽう苦手で
全然理解できないうえに、書字困難があり自分の住所や名前を
書くだけでも時間がかかってしまうのだ。

書字困難については、受傷後すぐよりはマシになってきたものの、
やはり現在でもかわらず字は汚く時間がかかる。

事故る前は、字やイラスト(落書き?)を書くことが好きで、
高校生の時は字が読みやすいと友達からの評価があり
代表で書き物をしたりしていた。
だから、字やイラストが書けないことは
私にとって結構ストレスだったりした。

事故から約2年経ったある日、不意に描いた十二支のイラスト笑
結構うまく描けていると思っている。

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