子育て

小児喘息

娘が2歳になったばかりの時に、初めて喘息発作により
4〜5日ほど入院したことがある。

最近は、入院するほど体調を崩していないが、
初めて入院した頃から、約2ヶ月おきに喘息発作を起こしては
4〜5日ほど入退院を繰り返している。

初めて娘が喘息と診断を受けた際は、
身内や周りの人に喘息持ちがいなかったため、
まず喘息ってなに?治るの?どうなるの?と
知らないことだらけだったため、自分の勉強も兼ねて
調べてわかったことを以下にまとめる。

喘息とは

喘息(ぜんそく)は、呼吸をするときの空気の通り道(気道)が、
アレルギーなどの炎症によって敏感になり、狭くなることで、
「ゼーゼー、ヒューヒュー」といった喘鳴(ぜんめい)や、激しい咳が出る、
呼吸が苦しくなるといった発作の症状が起こる。

https://kakumu-cl.jp/childhoodasthma.html

発作が起こっていない時でも、炎症は起こっているため、
ちょっとした刺激で気管支の筋肉が収縮して空気の通り道が
狭くなっていることがあるため、息苦しさを訴えているかどうか
保護者が読み取ってあげることが大切になる。

子どもは、言葉でうまく伝えることがむずかしい。
そのため、子どもの変化(泣く、ぐずる、ご飯や水を食べたがらない、不機嫌になるなど)
を見逃さないようにすることが大切である。

実際、私の娘の場合は、いつもより咳と鼻水が多い、食の進みが悪い、
体温が高め、ゼーゼーしている、下痢っぽくなる、変な笑い声になる
などが普段とは違う変化だと思っている。

実際は発作が起きてみないと、喘息かどうかただの風邪との見分けがつけられない現状です。

喘息発作は夜中に起きやすい

なぜか喘息発作は日中よりも明け方や夜中に悪化しやすい

娘の場合は、朝少し体温が高く鼻水も多く、
いつもより変な笑い方だなーと思いつつも、
保育園に行ったら治るだろうと思って保育園へ送り出すと、
毎回熱発するかお昼寝しなくて余計ぐずるかになって
帰ってきて、救急病院受診して入院になるパターンが多い。

日中は親側も仕事や家事があるため、
少しくらいなら大丈夫だと判断して保育園に行かせがちだけど、
実はもう気道の炎症はしており、夜になると発作になって
本人にきつい思いをさせてしまう。

日中元気だったから大丈夫ではなく、
症状を見逃さないように子どもの様子を注意深く観察していきたい

注意障害にはちとむずかしいけど。

喘息発作が起きるきっかけ

炎症が起きている気道は、とても敏感
そのため、様々なことが刺激となって発作が起きてしまう。

発作が起きる原因を知ることは、喘息発作を起こさないように
するためにも必要な対策となるだろう。

では、どんなことが刺激(発作の原因)となるのだろうか。

・ウイルス感染
・ダニ•動物の毛
・風邪
・季節
・天候•大気汚染
・花火•タバコの煙
・激しい運動
・カビ
・ストレス

発作の原因と考えられる候補はいくつかあるため、
どんな時に発作が起きるか知り、それに合わせた対策を
実践していくことが必要だろう。

病院を受診するタイミング

喘息発作の時に、病院を受診するタイミングはいつだろう。
「強い喘息発作のサイン」があるときは、急いですぐに病院を受診する必要がある。
場合によっては、救急車の要請をすることも良いだろう。

「強い喘息発作のサイン」
・息苦しくて遊べない
・話せない
・歩けない
・食事がとれない
・横になれない(眠れない)
・顔色が悪い(唇や爪の色に赤みがない)
・ボーッとしている
・普段より興奮して暴れている
・遠くからでも明らかにゼーゼーしているのが分かる
・喉元やろっ骨の間が息を吸うときに凹む(陥没呼吸している)

以上が強い喘息発作のサインとして挙げられる。

強い喘息発作はないが、喘息発作が起きた時は、
気管支拡張薬を使って再度症状を確認するなどをして
様子見ることも有効だろう。
(吸入した場合は15分後、内服した場合は30分後)

それでも変わらなかったり悪化している場合は
医療機関の受診をしたほうが良いだろう。

気管支拡張薬が手元にない場合は、
無理せずに早めの受診をすると良いだろう。

ぜん息の治療薬

ぜん息の治療では、2種類ある。


1つは、気道の炎症を鎮めて発作を予防する目的の
苦しくない時も続ける必要がある、吸入ステロイド薬などの長期管理薬

もう1つは、気道を広げて楽にする目的の
発作の時だけに使う気管支拡張薬などの発作治療薬

長期管理薬は、気道の慢性的な炎症を鎮めて
発作を予防するために使用します。
症状がなくても毎日続け、自己判断でやめないように気を付けよう
続けることで少しずつ炎症が改善され、発作が起こりにくくなる。

その効果を実感するまで時間はかかるが
根気強く続けて完治させましょう。

吸入ステロイド薬は、全身への副作用は
ほとんどないとされているが、吸入の後はうがいをしよう

吸入ステロイド薬の一部が口の中に残ったままでいると、
喉の違和感や口の中にカビが生えたり(カンジタ病)することがあるそうだ。

うがいができない小さい子は、
吸入後に水を飲んで胃に流すようにするといいだろう。

吸入の方法

吸入は、吸入器/スペーサー/ディスカス/タービュヘイラーを使用して行う。

吸入器には、マスクタイプ、マウスピースタイプがあり、
同様にスペーサーにもマスクタイプ、マスピースタイプがある。

私の娘の場合は、初めはマスクタイプの吸入器から
初めて、すぐにマウスピースタイプの吸入器を使っていた。
(「もくもく」と呼んでいた)

「もくもく」している間だけ、YouTubeでアンパンマンや
アニメなどを見せてじっとしてもらっていた。

2〜3ヵ月後から今現在もマスクタイプの
スペーサーを使用して吸入している。

終わりに

小児喘息は、根気強く治療を続けることで
時間はかかるが完治できる病気である。

だから、楽しみを見つけながら
親子のコミニュケーションの時間として治療にあたると
無理なく楽しく続けられるだろう。

また、普段からの観察と体調管理が大切になるが、
それは大体の親は子どものことをいつもよく見て
体調に気をつけていることだろう。

だから、何も特別なことだと大変に感じず、
気長に毎日をHAPPYに過ごしましょう❤︎

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